

富士フイルムの内視鏡事業への進出は、1971年。産業用レンズなどで培った精密光学技術を生かし、光ファイバーの先端に高画質・高機能レンズを搭載した高精度な内視鏡を提供してきました。1984年には世界初の電子内視鏡を開発し、画像診断のデジタル化にも寄与しています。

日本国内において胃がんの死亡率は下がってきているものの、消化器系のがんはまだまだ死亡原因の上位を占めています。特に胃がんは、早期に発見・治療すれば治癒率が高いにもかかわらず、「胃の検査はたいへん、苦しい」ということから、受診率は20%~30%にとどまっています。胃がん検診を受けやすい環境づくりを通して、富士フイルムは人々の健康をサポートしています。

検診などで行われる内視鏡検査で、内視鏡を飲み込んだときのあの「オエッ」という嘔吐感に苦しんだ人も多いのではないでしょうか?富士フイルムの「経鼻内視鏡」は、先端径が5.9ミリメートルと極細なので、鼻から入れて検査します。これによって、舌根を通るときの嘔吐感を軽減。また、医師と患者さんが話しながら診断できる世界を初めて実現しました。

「経鼻内視鏡」は2002年に発売され、2005年にはデジタルカメラなどでも使われている高性能「スーパーCCDハニカムTM」を搭載し、高精細・高画質化が評価され、売上をさらに拡大しています。