お客さまの業務を支える富士ゼロックスの新しいソリューションビジネス

2009年2月27日掲載

かつて“印刷”は、情報を伝達し共有する手段として画期的な発明でした。それを一層手軽にし、より速くより多くの人々に情報を伝えるために生まれたのがコピーのできる“複写機”です。デジタル化、ネットワーク化が進むオフィスの中で、紙の文書やデジタルデータなどさまざまなメディアを介して流通する情報を一元的に管理する機能を加えることにより、複写機はいつでもどこからでも必要に応じて活用できる複合機へと進化してきました。そして今、お客さまの多様な基幹システムと連携し、業務の効率化や品質の向上に直接役立つ「端末」として現場を支え、新たな価値を次々と生み出しています。

情報を複製(コピー)する役割からコンテンツを管理し業務を処理する端末へと進化

「情報の複製」により情報の共有化を促進した複写機は、近年のデジタル化によってファクス機能やプリンター機能が加わり、さらには文書を入力するスキャン機能により、紙情報と電子情報の融合、すなわち、紙→電子、電子→紙という情報の相互流通を可能にしました。

現在、富士ゼロックスの最新鋭のデジタル複合機「ApeosPort」では、IT標準技術を採用した「Apeos iiX*1」を活用することによって、企業で稼働するさまざまな業務システムやアプリケーションとの一体運用を実現しています。

図:富士ゼロックスの複写機・複合機の進化のイメージ
  • *1 Apeos iiX:Apeos Internet integration framework based on XML

富士ゼロックスが提供するソリューションサービスとは?

「ApeosPort」を中心に、紙文書と電子データのシームレスなやりとりを提供する環境のこと

今、多くの企業では、業務のさまざまな局面ごとに多様なアプリケーションシステムを導入し活用しています。しかし一方で、業務処理の中に紙文書のやりとりも存在しており、必ずどこかの業務プロセスで紙の文書と電子情報とが行き来することになります。富士ゼロックスでは、こうした業務プロセスごとの場面でやりとりされる複雑な処理を統合して、より簡単な手順で効率よく迅速に業務を進め、経営成果を高めるオープンな環境の構築を提案しています。

富士ゼロックスが提供するサービス環境は、

  1. Webサービスで標準の通信規格などを採用した「Apeos iiX」を活用することで、現在、企業内で稼働するさまざまな基幹業務システムやアプリケーションとオープンな連携を可能にしました。既存のITリソースをさらに有効に利用することができるようになり、業務効率の向上を図れます。
    画像:「Apeosport」 は基幹業務システム・アプリケーションソフトとオープンに連携
  2. 具体的には、紙文書の出入り口となる最先端のデジタル複合機「ApeosPort」と各種アプリケーションを組み合わせて基幹の業務システムと連携し、紙文書と電子データを自在にやったりとったりシームレスに扱うことのできるサービス環境を構築します。各種情報の管理・流通を飛躍的に効率化するソリューションを、お客さまの状況に合わせたオーダーメイドで提案することができます。
    画像:ApeosPortを活用した紙と電子データの融合

その際に要となるのが、お客さまの課題や要望を的確に把握し最適な提案を行うコンサルティング力です。長年にわたってお客さまの業務に直接関わり続けてきた富士ゼロックスだからこそ、築き上げた固有の知識やノウハウ、信頼関係をベースにした最適なソリューションを実現できるのです。
そんな代表的な事例をご紹介します。

イオン銀行の新しいビジネスモデルを支える富士ゼロックスのソリューションサービス

インストアブランチにおける迅速な顧客サービスを実現し、厳格な手続きが求められる複雑な銀行業務を低コストで運用するため、デジタル複合機「ApeosPort」を中核とした銀行窓口事務処理システムが採用されました。

例えば口座開設の申請を受付けると、複合機に設定された手続きメニューを選んで、記入された書類を複合機でスキャンして集中事務センターに送信、処理を依頼します。本人確認用の運転免許証や保険証の写しなど重要な個人情報も、本部のデータセンターに登録され、高度なセキュリティのもとに保護されます。インストアブランチではこうした個人情報を保有せず、各種書類の保管は最小限で済み、セキュリティの備えも集中事務センターと連携するシステム管理が最大のものとなります。富士ゼロックスのソリューションサービスの採用によってさまざまな銀行窓口業務の効率的な運営を実現でき、人手とスペースに大きな余裕を生み出しました。

このほか、依頼した事務手続きのリアルタイムでの進捗管理や、業務プロセスを改善するために必要な各種事務処理の詳細履歴を記録する機能なども提供されています。また、システムの変更や機能の更新なども一括して行うことができ、個々のインストアブランチに設置された機器を調整する必要はありません。

インストアブランチのスタッフにとっても、1台の「ApeosPort」でほとんどの事務処理ができるシンプルさ、通常の複合機操作の延長に使える簡単さを高く評価しています。イオン銀行と富士ゼロックスの連携で実現した前例のない金融サービスは、社会に新しい価値を発信しながら全国に広がろうとしています。

画像:口座開設時におけるイオン銀行と通常の銀行の業務フロー
写真:イオン銀行 インストアブランチ

ショッピングセンター内の「イオン銀行インストアブランチ」とは?

イオン銀行は、「商業と金融の融合」「リテール・フルバンキング」を事業コンセプトに掲げ、“親しみやすく、便利で、わかりやすい銀行”を目指して、イオンのショッピングセンター内にインストアブランチ*2を出店、その斬新な試みに業界で大きな注目が集まりました。

イオン銀行インストアブランチは、買い物の合間に利用でき、ごく限られた店舗面積やスタッフ数での運営ながら、一般的な銀行の窓口サービスをフル*3に備えています。中でも営業時間は、ショッピングセンターの営業と連動するため、基本的に無休、朝9:00から夜間21:00までとなっており、利用者にとって非常に大きなメリットです。

また、インストアブランチ運営上の特長として、窓口応対は各種手続きや相談、営業に絞り、事務処理について、支店ごとに行う従来方式ではなく、全国のブランチ窓口で受付けた後は、ネットワークを通じて本部の事務センターで集中処理するという初めての方式であることが挙げられます。

  • *2 イオン銀行の支店(銀行の窓口業務を行うサービスカウンター)
  • *3 「口座開設」「預金」「ローン」「投資信託」「保険(個人年金保険、医療保険など)」から諸届けまで

注)IRピックアップの内容は掲載時のものです。製品、組織や市場の状況など、最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。