

イメージングソリューション部門の連結売上高は、カラーフィルム等の需要が減少する中、デジタル関連製品の拡販に努めましたが、競争の激化による販売価格の下落に加え、当部門は米ドル建ての売上ウエイトが高く、米ドルに対する円高の影響を最も強く受けたことが重なり、7,430億円(前期比8.9%減)となりました。特にデジタルカメラは、期後半になって北米市場の成長が急速に鈍化したことに伴い、競合他社の価格攻勢が激化した影響を受け、当社販売は低調に推移しました。
イメージング分野において、当社はデジタルからアナログ、画像の入力から出力まで、多様化し進化するニーズに対応した付加価値の高い製品・サービスを提供しております。急成長を続けるデジカメプリント市場では、「お店プリント」キャンペーンを強力に展開した効果により、デジカメプリント枚数は大幅な伸びを示しました。併せて、「お店プリント」の普及、拡大を推し進めるために、デジタルミニラボの拡販を強化し、特に、海外においてデジタルミニラボ「フロンティア」シリーズの需要が概ね堅調に推移しました。また、超迅速処理によるデジカメプリントの超スピード仕上げが可能な「フロンティア570E」を発売し、拡販を図っております。
デジタルカメラにおいては、国内では、スタイリッシュタイプを中心に、海外においては、エントリーモデルやファミリー向けの新タイプを中心に拡販に努め、また当社が開発した「スーパーCCDハニカム™SRII」を搭載したデジタル一眼レフカメラ「FinePixS3Pro」を発売し、非常に高い評価を受けておりますが、当事業を取り巻く環境は厳しさを増しております。このような状況下、本年3月には、新たに開発した「スーパーCCDハニカム™VHR」と「リアルフォトエンジン」の搭載により最高感度ISO1600を実現した新製品「FinePixF10」を発売し、好調な滑り出しを見せております。カメラ付き携帯電話向けのメガピクセルカメラモジュールは、高画質機種の普及に伴い、供給が拡大しました。
カラーフィルムの需要は引き続き減少しており、厳しい事業環境にありますが、銀塩感光材料の特長を活かした製品を提供することで、新たな需要開拓に努めております。レンズ付フィルムは、海外では北米市場で販売が堅調に推移し、国内においても、花火シーズンやクリスマスシーズンを中心とした「写ルンですNight&Day」のテレビCM等を通じ販売促進を強化しました。また、「NP(ナチュラルフォト)システム」を国内で発売し、「ノンフラッシュ撮影で、光量の足りないシーンでも自然で奥行きのある雰囲気の撮影ができる」という特長を訴求することで、市場への浸透を図りました。
富士フイルムホールディングスでは米国会計基準を採用しております。