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トップコミットメント

 

[写真]代表取締役会長・CEO 古森重隆

“危機”を乗り越えた力こそ、
次への飛躍の源泉である。
我々にはその力がある。

代表取締役会長・CEO
古森重隆


疾風に勁草を知る:非常時に真の力が試される

本年4月の「熊本地震」では、熊本、大分県を中心に甚大な被害が発生しました。被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い、復旧、復興をお祈り申し上げます。併せて、関係各位から頂いた多くのご支援、励ましに厚く御礼申し上げます。

今回の地震では、当社主力工場の一つ「富士フイルム九州」が大きな被害を受けました。幸い人的被害はなかったものの、多くの従業員が被災し、まず、自分、家族を守り、生活を立て直さねばならぬ事態に直面しました。しかし、そのような状況下でも、従業員は自主的に出社し、工場復旧に向け、懸命に取り組んでくれました。先の東日本大震災を機に強化した災害発生時のBCP(事業継続計画)に基づいた「支援要員の緊急派遣」「復旧支援資材の迅速配送」などの諸施策、関係各位から得た多くの支援と相まって、本震発生後わずか2週間で工場再稼働するに至りました。その結果、当社は、サプライチェーンへの影響を最小限にとどめ、非常時の対応力による製品の安定供給は社外より高い評価を得るとともに、お客様、地域とのさらに強固な絆を構築することができました。また自社の復旧に向けた活動とともに、熊本県に対しては1億円の義捐金を拠出し、地域の早期復旧を支援いたしました。

日本に事業拠点を置く以上、今回のような天災は与件と考えるべきであり、当社としても、過去の震災を教訓とし、迅速適確に対応できるよう組織・人づくりを進めてまいりました。今回の地震における、一連の対応を見て、それらの取り組みが従業員一人ひとりに浸透していると大変心強く感じています。

古諺に“疾風に勁草を知る”とあり、“疾風”の中でこそ、組織・人の真の実力が現れます。“疾風”には、天災もあれば、経済やビジネス競合、地政学的な環境激変もあります。当社の売上海外比率は約6割となっており、日々激変するグローバル市場で戦いを挑んでいますが、“英国のEU離脱”などは、グローバルな“疾風”と言えるでしょう。しかし、不断の、組織と人の強化があれば、“疾風”を“追風”に変え、危機をチャンスに変えることができるのです。今こそ、世界各国で働く従業員一人ひとりの力を、さらに結集させ、さらなる成長へ飛躍したいと考えております。

「VISION2016」の達成に向け、最後の一歩までやり抜く

当社は2014年に制定した新コーポレートスローガン「Value from Innovation」の下、中期経営計画「VISION2016」と、中期CSR計画「Sustainable Value Plan 2016(SVP2016)」という2つの計画を立案し、達成に向け全社一丸となって取り組んでいます。

「VISION2016」では、「中長期的に安定成長できるビジネスポートフォリオの充実」と「株主還元の強化」を通じて、2016年度に過去最高の営業利益2,200億円、ROE6〜7%を達成し、今後も持続的な成長で社会に貢献できる企業となることを目指しています。

2015年度の当社グループの連結売上高は2兆4,916億円(前年度並)、営業利益は1,912億円(前年度比10.9%増)、営業利益率は7.7% 、ROEは5.8%となりました。2016年度も、従業員全員が仕事の“プライオリティ”を明確にし、スピード感を持ち、「VISION2016」の目標を達成すべく全力で取り組んでまいります。

「SVP2016」を推進し、社会課題解決に貢献する

一方、中期CSR計画「SVP2016」は、当社のCSR活動を「事業プロセスにおける環境・社会への配慮」に加え、「社会にもたらす価値の創出」「社会課題解決に対する貢献」といった新しい視点で取り組むことを宣言したものです。

2015年度のグループ全体のCO2排出量は、生産量が基準年の2005年度に対し増加するなか、基準年比560千トン(11%)削減し、2016年度の目標(10%削減)を1年前倒しで達成しました。これらは、全社挙げての省エネ施策推進、国内自家発電の活用、海外事業場での再生可能エネルギー利用、生産現場での継続的な省エネへの取り組み、等により達成したものです。また、太陽電池の耐久性をアップさせる「太陽電池用バックシート」や、レアメタルを使用しないタッチパネル用センサーフィルム「エクスクリア」など、当社独自の技術を生かした高機能材料を拡販し、地球環境の負荷削減に寄与しています。

このような当社の取り組みに対し、2015年度は、世界の代表的な社会的責任投資指標(SRI Index)であるDow Jones Sustainability World Index(DJSI World)とFTSE4Good Global Index(FTSE)の構成銘柄に継続採用されたほか、RobecoSAM Sustainability Awardでは「ゴールドクラス」と「インダストリーリーダー」を獲得、さらに企業に気候変動に対する戦略や具体的な排出量の開示を求める国際的な非営利団体CDPからも「気候変動情報開示先進企業」として認定されるなど、国際的に高い評価を得ています。

また、「社会課題解決に対する貢献」として、当社のコア事業であるヘルスケア事業において、アンメットメディカルニーズ(未解決な医療ニーズ)に積極的に取り組んでいます。2015年度には、医薬品分野では抗がん剤などの新薬開発を加速させたほか、再生医療分野では、ともに当社グループ会社である、iPS細胞の世界的なリーディングカンパニー、米国Cellular Dynamics International社とジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社との連携により、創薬支援と細胞治療の事業を拡大させています。

社会とともに歩む企業として経済的価値と社会的価値をともに目指すべきであり、「SVP2016」の目標達成に向けても、当社に寄せられる多くの期待に応えるべく、全社一丸となって推進してまいります。

歴史的合意を奇貨とし、さらなる飛躍を実現する

2015年には、世界のサステナビリティ(持続可能性)において、これまでの先進国と途上国の枠組みを超えた2つの歴史的な国際合意がなされました。9月の国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」と、12月の国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の国際会議「COP21」での「パリ協定」です。

SDGsでは、「気候変動の軽減」「健康的な生活」「貧困撲滅」「不平等是正」「水と衛生の確保」等、真に持続可能な世界に向けて取り組むべき17の目標と169のターゲットが合意されており、国だけでなく、企業にも積極的な関与が求められています。

また、COP21では、「平均気温上昇を産業革命前から2℃より十分低く保つ。1.5℃以下に抑える努力を追求」という目標が、世界196の国・地域により初めて設定され、各国は長期の温室効果ガス低排出開発戦略の策定・提出を求められることとなりました。ともに、「持続可能な発展」こそが最重要課題であり、今ここで手を打たねば地球、人類が危ないとの危機意識が広く世界で共有された結果でありましょう。

SDGsの目標は多岐にわたり、また、「パリ協定」も非常に高い目標で、達成は容易ではありませんが、企業もこれらの課題を我がこととしてとらえ、目標に向け力を発揮しなければ、世界の「持続的発展 ゴーイングコンサーン」も、達成されません。

当社は、1934年の創業以来、幾たびも“危機”に直面いたしました。デジタル化による写真フィルムの市場の消失という最大の危機も、それを奇貨とし、経営、従業員一体となり克服し、次への飛躍の力としてきました。SDGs、「パリ協定」の両目標も、絶好のチャンスととらえ、目標達成に寄与することで、企業としてもさらに飛躍できるものと考えています。

本年6月、当社は、次への飛躍を目指し、新たな経営体制をスタートさせました。「Value from Innovation」のスローガンの下、新経営陣と従業員が一体となり、それぞれの「現場」において、さらなる「Innovation」を起こし、新たな価値を創出することで、社会の持続的発展に寄与してまいります。

2016年8月

関連情報

企業価値を高めていくための、コーポレート・ガバナンスの強化・充実。

重点事業を中心に、さらなる成長を目指しています。

2014年度からスタートした、富士フイルムホールディングス中期CSR計画における「策定における基本的な考え方」「策定プロセス」「事業を通じた社会課題の解決に取り組む4つの分野」について紹介します。



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