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気候変動問題への対応:活動事例の紹介

 

※このページはサステナビリティレポート2011の記事内容です。

従業員が家庭から始める地球温暖化対策活動

富士フイルムでは2008年度から、富士フイルムとその関係会社の従業員とその家族を対象に、職場と家庭の両面からCO2排出量の削減を目指した活動「アイス(ICE(*1))・プロジェクト」を実施しています。一人ひとりがCO2排出量を削減する具体的な方法を示して啓発を行う、100万人のキャンドルナイトへの参加を促すなどを行っています。この活動を通じて環境問題に関わる情報に日々触れることで、一人ひとりが地球温暖化をはじめとする地球環境保全に関心を持ち、エコマインドを醸成していくことも期待しています。

職場では、これまで事業用車両を対象としていた「安全・エコドライブ運動(P.18参照)」を、2010年度から通勤車両まで範囲を拡大し、より広い範囲でのCO2排出量削減と環境意識の向上に努めました。家庭においては、7月から9月の3カ月間に、従業員とその家族を対象とした「アイス・チャレンジ」キャンペーンを展開しています。従業員とその家族に、地球環境に強い関心をもっていただき、一人ひとりが環境に配慮したライフスタイルへと変わっていくための活動です。2010年度のCO2削減量は約800トンに達しました。2011年度は、電力供給量の危機的状況に対応し、夏期における家庭の総電力・ピーク電力を抑える「節電」活動に重点をおいた活動を展開しています。

富士フイルムでは、このような従業員の一人ひとりの活動が、持続可能な社会の構築につながると考えています。

*1 ICE:Ideas for Cool Earthの略

IH定着技術でCO2排出量を大幅削減


[写真]ApeosPort-IV C5570/C4470

ApeosPort-IV C5570/C4470

富士ゼロックスは、オフィス用複写機・複合機の起動時間や節電モードからの復帰時間を大幅に短縮した富士ゼロックス独自のIH(InductionHeating:電磁誘導加熱)定着装置を開発しました。従来のトナー定着に用いられていた熱源をハロゲンランプからIHに代え、高温になりやすい薄膜の銅を発熱体として採用することで、約40秒かかっていた立ち上がり時間を世界最速3秒まで短縮。また、この大幅な時間短縮には、定着温度を約20℃低下させた「EA-Ecoトナー」の存在も寄与しています。このように急速な加熱が可能となったことで、利便性が向上しただけでなく、待機時や節電モード時の予熱が不要となり、大幅な省エネルギー化も達成しています。

IH定着装置以外にも、画像読取光源に高輝度白色LEDを採用するなど、消費電力を削減するための富士ゼロックスならではの様々な技術も実用化されています。これら技術の集大成として、2010年度には、8機種11商品が販売されました。

富士ゼロックスが2010年度に販売した複合機、プリンターの消費電力削減効果(*2)は106万トン-CO2のCO2排出量削減に相当します。このようなライフサイクルにおける使用段階でのCO2排出量削減に向けた研究開発に今後とも注力していきます。

*2 2000年時点の同クラスの商品を販売した場合の5年間の消費電力との比較

一人ひとりのCO2排出量を見える化

富士ゼロックスでは、以上述べたように商品ライフサイクル全体を通じてCO2排出削減の施策を行っていますが、お客さまのCO2排出量削減に寄与するアプリケーションの開発にも注力しています。そのひとつの成果として、オフィスプリンターや複合機から印刷する際に排出されるCO2量や、照明やコンセント電源などの消費電力によるCO2排出量などを見える化する「SE-BizObject環境負荷監視システム」を開発し、販売を開始しました。

本商品は、富士ゼロックスApeosWareManagement Suiteを利用して、オフィス用複合機の操作パネルやパソコン画面から、従業員一人ひとりのプリント出力状況やCO2排出量を確認できます。また、分電盤の電力情報から、他社製品や照明、パソコンなどを含めたオフィス全体の消費電力の見える化を実現します。

これらの「CO2見える化」機能により、環境意識を高め、出力コストの削減や消費電力の削減を促進します。

[図]個人別ECO診断画面

環境負荷監視システムの構成

[図]環境負荷監視システムの構成

※このページはサステナビリティレポート2011の記事内容です。



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