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環境

 

[図]環境

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。

基本的な考え方

国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新報告によれば、「現状以上の温暖化対策を何も行わないならCO2排出量は減少に向かわず、2100年に約4度前後も上がってしまう可能性が高い」と言われるなど、地球温暖化は深刻化しており、世界共通の最重要課題の一つです。また、昨今は水リスクも重要課題として、注目されています。富士フイルムグループは、写真フィルムの開発、製造で培った高機能材料や磁気テープなど環境負荷の少ない製品、働き方変革をはじめとしたソリューションで、これら環境課題の解決を目指していきます。

[画像]今後求められる電力供給に占める低炭素エネルギーの割合

【重点課題1】 地球温暖化への対応

  • 【目標】2020年までに2000万トンのCO2削減に貢献する(2005年比)

【重点課題2】 水問題への対応

  • 【目標】水汚染の軽減・抑制

【重点課題3】 エネルギー問題への対応

  • 【目標】環境負荷の少ないエネルギー創出への寄与

2014年度の活動

[写真]

富士フイルムグループでは、写真フィルムで培った技術を応用し、高機能フィルムのリーディングカンパニーとして、環境負荷低減のため様々な分野で開発・販売を進めています。

地球温暖化への対応としては、2020年までに2005年比で2,000万トンのCO2削減を目標に、2014年度は1,075万トンのCO2の排出削減に貢献しました(2005年比)。特に貢献効果の高い製品としては、2012年の発売以降、お客様先での導入が広がっている新世代磁性体バリウムフェライト(BaFe)を使用したデータストレージメディア、LTOテープ、クリニック用ITソリューションのSYNAPSEなどがあります。2012年に販売開始した太陽電池用保護フィルムは、2015年7月、低環境負荷と太陽電池の耐用年数向上を可能にしたことを高く評価され、公益社団法人新化学技術推進協会から2014年度「グリーン・サスティナブル・ケミストリー賞 環境大臣賞」を受賞しました。またドキュメント分野でもモバイル・クラウドソリューションの販売を拡大し、CO2削減など環境負荷低減に大きく貢献しました。

今後の進め方

各地でフィールドテストを重ねているガス分離膜やイオン交換膜は採用に至る最終段階にきており、特にイオン交換膜は世界的に注目を集める水不足への対応製品の一つとして、欧州をはじめ市場からも高い評価を得ています。当社グループでは、これまで培ってきた高い基盤技術やコア技術を用い、お客様との価値「共創」を行いながら、市場のニーズにマッチする画期的な新製品をタイムリーに投入することで、ますます深刻化する環境課題の解決に貢献していきます。

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。


   
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