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健康

 

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。

<トピックス2>薬局支援システム
薬剤師の負担軽減を実現する「PROOFIT」

[重点課題1]

[写真]薬剤師の負担軽減を実現する「PROOFIT」

予防やセルフメディケーション※1の浸透、また高齢化に対応した地域に密着した在宅医療の整備を進める上で、薬剤師は調剤だけでなく、薬についてのアドバイスやカウンセリングの役割も期待され、負担が増大しています。

富士フイルムは、薬局で提供される薬剤の製品名と数量が処方箋データと一致しているかを判定する監査支援システム「PROOFIT(プルーフィット)」を、2016年4月より発売しました。日本では薬剤師に、患者に薬剤を渡す時に薬剤の種類や数量が正しいかを確認する監査業務が義務づけられていますが、現在は目視での確認が一般的です。PROOFITは、薬剤の撮影画像を解析することで、高精度かつ瞬時に処方箋データと一致しているかを判定。バーコードだけでなく、多様なフォントに対応する文字認識技術(富士ゼロックスが開発)を活用してPTP※2シート上の文字も高精度に読み取ります。また光学設計技術や画像処理技術で、PTPシートの端面や画像内の陰影を解析することにより、重なった束の状態のままでPTPシートの枚数や端数の錠剤数を正確に計測できるため、ヒューマンエラーを低減することができます。さらに、新薬の情報更新等を自動で行うなどの機能も備え、薬局の業務負担軽減に大きく貢献します。

※1 セルフメディケーション:自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること

※2 PTP:Press Through Packageの略。錠剤やカプセルを押し出すタイプの薬剤包装

[写真]タッチパネルから患者を選択し、薬剤をステージにのせて撮影ボタンを押すだけ。束のままでも対応

タッチパネルから患者を選択し、薬剤をステージにのせて撮影ボタンを押すだけ。束のままでも対応

[写真]写真撮影と同時に薬剤の薬種・数量を判定。処方箋と異なる薬剤や数量の場合はアラームで注意喚起

写真撮影と同時に薬剤の薬種・数量を判定。処方箋と異なる薬剤や数量の場合はアラームで注意喚起

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