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高い品質の追求

 

※このページはサステナビリティレポート2010の記事内容です。

製品、業務および経営について高い品質を追求し続ける

創業当初、富士フイルムグループの前身である富士写真フイルムは、写真フィルムの開発とその製造工程の改良・改善に試行錯誤を重ね、独自の技術で対応しました。その結果、外国製に負けない品質の写真フィルムを市場に提供することができ、企業としての基盤を確立しました。

第2次世界大戦後の事業復興にあたっては、世界でトップレベルの品質の写真フィルムを市場に提供すべく、米国の統計的品質管理の考え方をいち早く取り入れ、全社品質管理(TQC)活動に取り組みました。その努力が認められ、1956年に「デミング賞」を受賞し、経営理念、経営環境にふさわしい総合品質管理が効果的に実施されていると評価されました。

さらに1990年代に生産部門がISO9001を認証取得したのを皮切りに、2003年からは営業・スタッフ部門や関連会社を含め、品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティなどを統合したマネジメントシステムを段階的に導入しています。事業部単位で、開発生産品質保証販売までを網羅したマネジメントシステムを展開、業務の質の改善に役立てて、経営そのものの品質もさらに高めていきます。

事業環境の変化に対応し、新規事業・新製品においても、高い品質を提供
(富士フイルムの取り組み)

富士フイルムでは、1990年代後半からデジタル化の進展という変化に対応するため、写真感光材料やゼログラフィーなどの分野で培った基盤技術を応用し、積極的に新たな事業を創出してきました。新規事業・新製品開発にあたっては、商品企画からプロダクトレビューに至るプロセスの各ステージにゲートを設け、品質の到達度だけでなく環境・安全、法規制、さらにユーザーのニーズから検証を行ってきました(下図参照)。このように、写真フィルムと同様に高い品質を、高機能材料分野(*1)、光学デバイス/システム分野(*2)及び情報システム/ソリューション分野(*3)の新規事業・新製品でも展開しています。

2010年4月から事業を展開しているジェネリック薬においても、医薬品の品質は人命にかかわるという認識の下、お客様に安心して富士フイルムの医薬品を使用していただくため、これまで培った品質管理システムを応用して、「原材料の品質管理」、「製造工程及び設計品質の管理」及び「市販後の品質管理」を設け対応しています。

*1 高機能材料分野(フラットパネルディスプレイ・半導体・記録メディア・化粧品・ライフサイエンス事業)

*2 光学デバイス/システム分野(メディカル・ライフサイエンス関連機器事業)

*3 情報システム/ソリューション分野(ドキュメント・デジタルイメージング事業)

富士フイルムステージゲートプロセス(新規事業)のモデル

富士フイルムステージゲートプロセスは、新規事業・新製品開発のプロセスを標準的に6つのステージに分割して、開発を推進していく手法です。各ステージにおいて、不確実な要因についての仮説検証を行いながら、不確実性を減らし、各ステージの終わり〈ゲート会議〉で、あらかじめ決められた項目についての目標達成度をチェックして、次のステージに進むかどうかの判断を行います。各ステージで得られた新たな課題から、都度戦略を見直すことで、ユーザーニーズに合致した競争力のある新事業・新製品の開発を狙っています。

[図]富士フイルムステージゲートプロセス(新規事業)のモデル

事業の拡大 予防~診断~治療

製品ライフサイクル全体でのトータルな品質向上を目指す
(富士ゼロックスの取り組み)

富士ゼロックスでは、お客様に高い品質の商品・サービスをお届けするために、お客様の視点で満たすべき条件を商品提供活動におけるフェーズごとに設計し、確実な品質保証を行う「フェーズ管理」の手法を取り入れています。

また、各業務機能の品質向上を目指す品質マネジメント活動においては、お客様満足度をレビューする「品質決算」を年度ごとに実施し、次年度の品質保証方針・品質目標に反映しています。

こうした活動を継続することにより、全体の品質保証レベル向上を図っています。

[図]富士ゼロックスの品質保証活動

富士ゼロックスの品質保証活動

TOPIC

保守・点検無用の理想を目指して ―ロングライフ設計

富士ゼロックスでは、お客様に商品を長期間にわたり、安定してご利用いただくためのロングライフ設計に取り組んでいます。

複写機やプリンターは多くの駆動部品で構成されており、機械トラブルの原因は、これら部品の摩耗によるものが上位を占めています。

[写真]マーキング部 断面図

マーキング部 断面図

部品の素材選定の段階から設計を見直して改善を図り、複写機の心臓部に相当するマーキングユニット(印字機構)や紙送りユニットなど、各部位の寿命を延ばすことで故障を大幅に低減します。

摩耗を抑えて機械の保守回数を減らすことにより、機械をお使いになれないダウンタイムの極小化を目指しています。今後とも、高品質を維持しお客様に長くお使いいただけるような技術開発を進めていきます。

※このページはサステナビリティレポート2010の記事内容です。



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