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独自技術で新しい進化を遂げたデジタルカメラ

2009年9月30日掲載

富士フイルムは、創業以来70年にわたり、写真メーカーとして培ってきた画像に関する高度な技術とノウハウを生かし、眼で見たままの自然な写真画質をデジタルカメラで実現するべく、開発を続けてきました。
そして、人の眼で見たままの自然な美しさを写真画質で再現する画期的なCCD「スーパーCCDハニカムEXR」や、世界で初めて専用メガネなしで自然な立体映像が楽しめる3Dデジタル映像システム「FinePix REAL 3D System」の開発に成功しました。
これらの独自技術が、富士フイルムの競争力の源泉となっています。

常識を超えた新たな画質基準 - スーパーCCDハニカムEXR

2008年9月、富士フイルムは「スーパーCCDハニカムEXR」の開発に成功しました。
「スーパーCCDハニカムEXR」は、眼で見たままの自然な写真をデジタルカメラで撮影できる、人間の眼のメカニズムを理想的に再現した画期的なCCDです。

人間の眼は、明るいところ、明暗差の激しいところ、暗いところ、それぞれの状況に合わせて、解像度や感度を無意識に調節しています。このメカニズムに着目し、開発されたのが「スーパーCCD ハニカム EXR」です。
「スーパーCCD ハニカム EXR」は、1つのセンサーで「高解像度重視」「広ダイナミックレンジ重視」「低ノイズの高感度撮影重視」の3つ撮像方式を、被写体に合わせて自動的に使い分けることができます。
この技術の開発により、人間の眼が行うような画質の調整を、カメラがシャッター一つで自動的におこなえるようになりました。

室内撮影、夜景撮影、晴天下での人物撮影など、さまざまなシーンに合わせた最適な画像を、ユーザーが撮影方法を選択することなく、簡単に撮影することが可能になったのです。

「スーパーCCDハニカムEXR」は、搭載機「FinePix F200EXR」が米国PMA2009において「DIMA 2009 Innovative Digital Product Award」を受賞するなど、高い評価を受けています。
富士フイルムは、独自技術を活かした差別化・高付加価値商品により、競争が激化しているデジタルカメラ市場において、競争力を強化しています。

図:スーパーCCD ハニカム
図:カラーフィルター配列と電荷制御技術

CCDとは

図:CCDセンサー図

図:CCDセンサー図

CCDは、デジタルカメラの「眼」にあたります。
当たった光の強さを電気信号に変えるはたらきをもつ小さなセンサーが大量に並んだものです。このセンサーの1つ1つを、CCDの「画素」といいます。画素の数は、CCDの性能を表す指標のひとつで、たとえば、画素数「1000万画素」などと表現します。

しかし、「画素数が多い=画質がよいカメラ」というわけではありません。
同じ大きさのCCDで画素数が増えてしまうと、1つ1つの画素の面積が小さくなることで、受ける光の量が少なくなってしまいます。単純な画素数アップは、総合画質を低下する恐れがあるのです。

富士フイルムが開発したCCD「スーパーCCDハニカム」は、独自の大型画素を高密度配列することによって、高感度で高画質な美しい写真を実現しています。



3D映像という未知の撮影領域へ - FinePix REAL 3D System

2008年9月、富士フイルムは、従来のデジタルカメラでは実現できなかった、臨場感溢れる立体画像と立体動画を専用メガネなしで手軽に楽しめる3Dデジタル映像システム「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」(3Dデジタルカメラ、3Dデジタルフォトフレーム、3Dプリント)の開発に成功しました。

写真:FinePix REAL 3D System

「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」は、富士フイルムがこれまで培ってきたデジタルカメラに関する高度な技術をベースに、画像信号処理技術と小型実装技術を飛躍的に進化させ、完成したシステムです。

写真:リアルフォトエンジン3D

3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」は、「リアルフォトエンジン3D」の搭載により、3Dでも美しい色再現や高品位な映像を実現しました。
人間が立体感を感じるのは左目と右目で物を見る角度や距離が異なることから生じる「両眼視差」によると言われています。
「リアルフォトエンジン3D」は、人間の眼の間隔より少し広い間隔で並べられた2つのレンズをもつ「リアル3Dレンズシステム」と2つのCCDを備え、これらから撮影された画像を、焦点・明るさ・色調などの撮影条件に基づいて瞬時に3次元合成することにより、3D撮影を実現しています。

図:パララックスバリアシステム

「FinePix REAL 3D W1」の液晶画面には「ライトディレクションコントロールシステム」を、3Dビューワー「FinePix REAL 3D V1」には「パララックスバリアシステム」を、それぞれ搭載しています。これらの技術は、左目・右目に届く光の方向を高精度に制御し、両目にそれぞれ別の画像を投影することができます。これにより、専用メガネなどを使わなくても、自然な立体感を得ることができるのです。

映画や携帯電話、ゲームなどで3D映像を取り入れた製品やサービスは増加傾向にあり、3D市場は急速に成長しています。

2009年8月、富士フイルムは、3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」と3Dビューワー「FinePix REAL 3D V1」を発売しました。同時に3D画像を写真プリントにする「3Dプリント」のサービスもスタートしました。
3D画像を扱うには、高精度の光学設計技術・信号処理技術・高画質な表示デバイスなど、総合的な技術の蓄積が必要です。
また、富士フイルムには従来の銀塩写真ビジネスで築き上げてきたプリントインフラを活用し、入力から出力までをトータルにカバーできるという、他社にはない強みがあります。これらの強みを活かし、富士フイルムは3Dデジカメ市場をリードしていきます。

注)IRピックアップの内容は掲載時のものです。製品、組織や市場の状況など、最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。



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