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環境

 

[図]環境

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。

基本的な考え方

国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新報告によれば、「現状以上の温暖化対策を何も行わないならCO2排出量は減少に向かわず、2100年に約4度前後も上がってしまう可能性が高い」と言われるなど、地球温暖化は深刻化しており、世界共通の最重要課題の一つです。また、昨今は水リスクも重要課題として、注目されています。富士フイルムグループは、写真フィルムの開発、製造で培った高機能材料や磁気テープなど環境負荷の少ない製品、働き方変革をはじめとしたソリューションで、これら環境課題の解決を目指していきます。

<社会課題>国際社会のリスク

  • 地球温暖化
  • 資源の枯渇
  • 水問題
  • エネルギー問題etc.

[画像]2050年までの温室効果ガス削減量目標(2010年比)

SDGsの目標にも掲げられている気候変動とエネルギー問題。COP21において採択された「パリ協定」では、世界共通の長期目標として2℃目標(産業革命前に比較して気温上昇を2℃未満に抑える)を改めて明記。この目標達成のためには、多様な技術革新と生活者の行動の変化による省エネ対策、さらには電力の脱炭素化を図り、再生可能な低炭素エネルギーの普及を推進していくことが重要となっています。


[図]関連事業分野

【重点課題1】 地球温暖化への対応

  • 【目標】2020年度までに2000万トンのCO2削減に貢献する(2005年比)

【重点課題2】 水問題への対応

  • 【目標】水汚染の軽減・抑制

【重点課題3】 エネルギー問題への対応

  • 【目標】環境負荷の少ないエネルギー創出への寄与

2015年度の活動

[図]お客様先でのCO2削減貢献量2015年度実績

富士フイルムグループは、高機能フィルムのリーディングカンパニーとして、写真フィルムで培った技術を応用し、環境負荷低減のため製品の開発・販売を進めています。

地球温暖化への対応としては、2020年度までに2005年比で2,000万トンのCO2削減を目標に、2015年度は1,205万トンのCO2の排出削減に貢献しました(2005年比)。特に貢献効果の高い製品としては、お客様で導入が広がっている、新世代磁性体バリウムフェライト(BaFe)を使用したデータストレージメディア、LTOテープ、クリニック用ITソリューションのSYNAPSEなどがあります。太陽電池用バックシートは、低環境負荷と太陽電池の耐用年数向上を可能にしたことを高く評価され、2015年10月、「日経地球環境技術賞」を受賞しました。また「日化協技術賞」を受賞したタッチパネル用薄型両面センサーフィルムは、原材料の安定供給への不安や、環境リスクの低減にも貢献しています。またドキュメント分野でも製品や取り組みによる環境負荷低減への貢献が高く評価され、環境に関する表彰を複数受けました。

今後の進め方

販売が好調に推移している太陽電池用バックシートやタッチパネル用センサーフィルムをはじめ、グラフィックシステム分野の省資源ソリューションや、需要拡大が見込まれるデジタルプリンティングなどでも拡販を目指します。当社グループでは、これまで培ってきた高い基盤技術やコア技術を用い、市場のニーズにマッチする画期的な新製品をタイムリーに投入することで、ますます深刻化する環境課題の解決に貢献していきます。

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。


   
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