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健康

 

※このページはサステナビリティレポート2016の記事内容です。

<トピックス4>患者情報のネットワークシステム
4市町村・67施設を連携する「北三陸ネット」

[重点課題1]

高齢化が進むなか、在宅介護や在宅医療のニーズがますます高まり、医療・福祉の連携は地域の大きな課題の一つとなっています。また、災害時にもスムーズな医療/介護/福祉サービスを提供するには、紙のカルテだけではない患者情報のバックアップが重要です。「北三陸ネット」は、こうした課題の解決を目的に、久慈医療圏4市町村(岩手県久慈市、洋野町、野田村、普代村)の病院/診療所(医科・歯科)/調剤薬局/介護施設/福祉施設(地域包括支援センターなど)、計67施設をつなぐシステムとして誕生しました。富士ゼロックスは、東日本大震災の復興支援活動をきっかけに、岩手県で医療や介護、福祉にわたる領域の地域課題解決の支援を目指し、患者情報統合システムを始めとしたシステムを提供、この仕組みを北三陸ネットに提供します。なお同ネットは、久慈医療圏全体の療養や介護が必要な方を、関係機関が連携して支援する体制づくりを目的に発足したNPO法人北三陸塾が運営します。

同ネットでは各施設内の情報を電子化し、安全なネットワークからプライベートクラウドへ格納することで、情報のバックアップが行われると同時に、各施設が相互に情報を閲覧できます。共有する情報には、同意書により賛同いただいた住民の方の診療記録や保険薬局の調剤履歴、紹介状、介護・福祉現場のケア記録、在宅診療や訪問診療、訪問介護時のメモや連絡事項などが含まれ、施設間のスムーズな情報連携と切れ目のないサービスの提供を可能にします。富士ゼロックスは、今後も自治体や地域の団体などと連携し、ドキュメントサービス&コミュニケーションの領域で様々な地域課題の解決策を提案していきます。

[画像]4市町村・67施設を連携する「北三陸ネット」

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