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【重点課題1】グローバルなコンプライアンス意識の向上とリスクマネジメントの徹底:2014年度の活動「リスクマネジメント」

 

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。


富士フイルムグループ

富士フイルムグループでは各事業会社において適切なリスク管理体制を構築しています。リスク予防や発生したリスク案件への対応等は、所定の手続きに従って各事業会社からCSR委員会事務局に報告されます。重要なリスク案件については、CSR委員会において適切な対応策を検討・推進しています。持株会社である富士フイルムホルディングスは、子会社の業務執行を株主の立場から監督しつつ、グループに共通する業務の統一化を図り、効率的かつ適切な業務遂行を目指しています。

富士フイルム

富士フイルムは、各事業部に関わるリスクをもとに、全社共通のリスク課題を設定し、それに対する対応策を講じてきました。2011年の東日本大震災を教訓に、東海・東南海・南海の連動型地震(南海トラフ)、首都圏直下型、富士山噴火の災害想定による全社リスク課題を継続的に見直し、対応策を追加、強化しています。

2014年度は、富士フイルムグループ各組織のリスク管理担当者全員を対象とした研修会を行い、リスク管理の意識向上、リスク発生時の対応力強化を図りました。また、海外で働く従業員の安全リスク管理として、新興国等へ出張・赴任する従業員への対応を強化したほか、情報セキュリティレベル維持向上のために全社員対象のEラーニングを実施し、情報セキュリティ規程や従業員が守るべき具体的な行動について記載したガイドラインについての従業員の理解促進を図りました。

今後の進め方

引き続きPDCAの仕組みをもとに重点リスク課題を抽出し、具体的なアクションプランを策定・実施していきます。

リスク情報収集及びコンプライアンス相談の仕組み(富士フイルム)

[画像]リスク情報収集及びコンプライアンス相談の仕組み(富士フイルム)

富士ゼロックス

富士ゼロックスでは、「ALL-FXリスクマネジメント規程」に基づき、クライシス(緊急事態)対応はもちろん、通常時のリスクを管理する活動にも重点を置いています。潜在リスクに関しては、リスクの発生確率と経営への影響度で管理し、それぞれに対して責任権限、対策の立案と実施を定めています。リスクマネジメント活動は、社会情勢や環境変化、当社の事業内容、想定されるリスクの発生確率や経営への影響度などを鑑み、取り組んでいます。各リスクへの主な活動として、災害については東日本大震災後に大規模災害の対応方針を策定し、継続してBCP強化の取り組みを推進。また、パンデミックについては伝染性疾病の蔓延に備え対応ガイドラインに基づく対策を進めるほか、情報セキュリティについては標的型攻撃対応や業務委託先に対する当社のセキュリティ管理体制の強化等に注力しています。

今後の進め方

さらなる大規模災害の発生に備えて、大規模地震発生直後の速やかな初動対応、また情報セキュリティ事故の未然防止に向け、継続的にリスク対応力を高めていきます。

リスクマネジメント推進体制(富士ゼロックス)

[画像]リスクマネジメント推進体制(富士ゼロックス)

リスクマップ(富士ゼロックス)

[画像]リスクマップ(富士ゼロックス)


   
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