ページの先頭です



【重点課題1】グローバルなコンプライアンス意識の向上とリスクマネジメントの徹底

 

[図]推進方針3 重点課題1

※このページはサステナビリティレポート2015の記事内容です。

基本的な考え方

[画像]企業行動憲章・行動規範冊子

企業行動憲章・行動規範冊子

富士フイルムグループは「コンプライアンス」を「法律に違反しないということだけでなく、常識や倫理に照らして、企業や個人が正しい行動を行うこと」と定義しています。組織に向けられた社会的要請に応えて、しなやかに鋭敏に反応し、目的を実現していくことが「コンプライアンス」に通じると考えています。またコンプライアンス意識の欠如がリスク発生につながることも多く、コンプライアンスとリスクは表裏の関係にあります。富士フイルムグループではコンプライアンス推進と事業活動遂行に関連するリスクマネジメントは表裏一体の活動ととらえ、各事業会社の専門部署が総合・一体的に管理し、富士フイルム、富士ゼロックスの両事業会社を中心に、国内外の関係会社を含めてグループ一丸となって推進しています。

さらに、コンプライアンスの中でも最も基本的なものといえる基本的人権の尊重、事業活動の原点といえる労働安全についても、諸法令の順守を徹底しています。

富士フイルムグループ 行動規範

資料・データ:コンプライアンス・リスクマネジメントに関する情報(PDF:731KB)

目標

  1. 重要リスク100%明確化の維持と周知徹底のための施策実施率100%
  2. 従業員の健康増進機会の提供・確保
  3. グループにとっての人権課題のリスク認識と対応

トピックス

連絡体制や治安情報の共有により従業員の海外安全リスク管理を強化

富士フイルムグループでは、事業のグローバル展開により、従業員がアジア・南米・中東・アフリカ等新興国へ出張・赴任する機会も増えています。そんななか、昨今邦人を標的とするテロ事件も発生しており、海外で働く従業員の安全をいかに守るかが重要課題となっています。

海外安全リスク管理の強化を目的として、コンプライアンス&リスク管理部・人事部・現地法人の連絡体制や有事の際の体制を明確化し、事案により臨機応変に対応できるようにしています。報道や外務省・大使館情報を踏まえ、先手で渡航注意情報を発信し、リスク懸念がある事件が発生した場合は、渡航情報をタイムリーに把握するなどの対応をしながら、特に比較的リスク意識の低い邦人従業員の安全確保に最優先で取り組んでいます。

海外赴任にあたっては、渡航者の赴任先に応じて安全研修を行いながら、「自分の身は自分で守る」ための知識を習得してもらい、安全に対する意識を上げるよう進めており、今後も行動マニュアルの充実や、訓練の実施等により、従業員の対応力強化を進めていきます。

従業員の健康増進・がんの早期発見に貢献する西麻布検診センターを開設

富士フイルムグループは2014年7月、富士フイルム西麻布本社ビルに、経鼻内視鏡やマンモグラフィー、大腸内視鏡をはじめ、富士フイルムの最新メディカルシステム機器を備えた「西麻布検診センター」をオープンしました。臓器内部を直接カメラで見ることができ、必要に応じて組織の採取もできる内視鏡検査はX線検査に比べて精度が高く、胃・食道・大腸がんの早期発見に有効です。また、当社の開発した経鼻内視鏡は経口内視鏡に比べ、受診者の苦痛も軽減されやすくなります。日本人の死因のトップとなるがんは早期発見が非常に重要であり、本センターをオープンすることで、従業員が内視鏡検査を受けやすい環境を整え、がん発見率向上と早期治療への貢献を図ります。

なお、本センターには内視鏡システムのほかにも、当社の最新鋭のメディカルシステム機器をとりそろえ、ショールームとしても活用しています。

[写真]内視鏡システムのほかにも、マンモグラフィー、超音波診断装置など当社の最新メディカルシステム機器を設置

内視鏡システムのほかにも、マンモグラフィー、超音波診断装置など当社の最新メディカルシステム機器を設置


   
ここからフッターです