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働き方:事業を通じた社会課題の解決

 

<事例2> 働き方の多様化、女性の活躍支援を実現する新たなサービスの提供

[重点課題2]

ビジネスにおけるグローバル化が進むなか、企業がサステナブルに成長していくためには、多様な人材を生かせる組織づくりが求められています。しかし日本は、諸外国に比べ女性の活躍の場がなかなか広がらず、女性の仕事と家庭の両立、働き続けられる環境づくりが大きな課題となっています。

こうした背景から、富士ゼロックスが取り組みはじめているのが新たな形態のアウトソーシングビジネスで、主な委託内容をKPO(*1)としている点が大きなポイントです。これまでアウトソーシングの中心だったBPO(*2)は、主にマニュアル化できる単純業務であり、KPOは知的作業の準備やデータの加工など判断力や専門知識が求められる部分が多く、メイン業務でないにも関わらずアウトソーシングが難しいという問題がありました。しかし現在、欧米企業ではKPOの需要が拡大しつつあり、日本でも今後急速に需要が伸びると予測されています。富士ゼロックスは、これまでドキュメント分野で培ってきたアウトソーシング・サービス、知的生産性向上のサービス等のノウハウを生かしてこの課題 を解決。場所や時間にとらわれない柔軟な働き方ができるテレワークを導入することで、知識や経験があってもさまざまな条件により働けなかった人と、KPOのマッチングを実現する新たなアウトソーシングの仕組みを提供します。企業で正規雇用にて働いていた優秀な潜在労働力(子育て中の女性、専業主婦、高齢者など)が多く存在する都市郊外在住者向けに、在宅ワークに加えて、一部拠点を設置し、移動の負担が少なく、柔軟な就業形態がとれる働く場を提供したいと考えています。新たなサービスは、企業の知的生産性の向上だけでなく、働き手側の柔軟なワークスタイルをサポートし、双方にメリットをもたらします。富士ゼロックスは、「働き方変革」の提案を通して、これからの社会に必要とされる女性活躍支援、ダイバーシティー社会の実現に寄与していきます。

  • *1 KPO(Knowledge Process Outsourcing):知的業務委託
  • *2 BPO(Business Process Outsourcing):業務プロセス委託

新たなアウトソーシング・サービスで実現するKPO

※このページはサステナビリティレポート2014の記事内容です。


   
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