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健康:事業を通じた社会課題の解決

 

<事例2> 国際的な医療・災害救援活動の現場で重要な役割を果たす携帯型診断装置

[重点課題1]

[写真]富士フイルムとFUJIFILM SonoSiteが共同開発・ 発売した次世代携帯型超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1」

富士フイルムとFUJIFILM SonoSiteが共同開発・発売した次世代携帯型超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1」

災害時における医療活動は、限られた設備・人員・時間を有効に使い、できるだけ多くの被災者を救命することが使命です。医療機器メーカーとして、災害現場で1人でも多くの命を救うために何ができるのか。その一つの答えとなったのが超音波画像診断装置です。

FUJIFILM Philippines Inc .(FFPH フィリピン)はFUJIFILM SonoSite, Inc.(アメリカ)と共に、2013年11月にフィリピン中部を襲った台風によって被害を受けたタナウアン地域で救援活動を行ったMammoth Medical Missions(アメリカ、ヘルスケア関連のNPO団体)の医療救援チームに、SonoSiteの超音波画像診断装置「M-Turbo」を災害発生から迅速に提供し、医療チームの初期対応に貢献しました。当初、救援センターに医療設備は何もなかった中、「M-Turbo」は市外のヘリコプター着陸点から救援センターまで簡単に運べ、5日間の滞在中も太陽光充電器による充電で対応。現場での移動も簡単なため、胸腔・腹腔・骨・血管の診断など幅広い用途に使われました。「国際的な医療救援における携帯型超音波画像診断装置の最大の利点は、持ち運びやすさ、使いやすさ、耐久性、そして、大災害の救援支援を含む幅広い領域で応用できることです。高い機動性と診断精度によって、救命につながる画像診断・治療を行うことができます。また限られた資金で活動するNPO法人にとって、コストパフォーマンスにおいてもほかと比べものになりません」(救援活動に携わったMedical Specialist Sara May医師)

富士フイルムは2014年5月、今まで以上に高画質、快適な操作性、堅牢性を備えた「FUJIFILM FC1」を発売、携帯型を生かし災害時や救急医療、さらには在宅医療などの現場で利用していただけるよう、さらなる機能の向上に取り組んでいきます。

[写真]救援に関わったMammoth Medical MissionsのMedical Specialist Sara May医師(中央)とFFPHのメンバー

救援に関わったMammoth Medical MissionsのMedical Specialist Sara May医師(中央)とFFPHのメンバー

[写真]胸腔・腹腔・骨・血管の診断など幅広い用途に使用。写真は出産のための診断に使われているところ

胸腔・腹腔・骨・血管の診断など幅広い用途に使用。写真は出産のための診断に使われているところ

※このページはサステナビリティレポート2014の記事内容です。


   
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